女性ギタリストとして、抜群によく知られている村治佳織さんがソロ・コンサートをなさるということで、はりきって駆けつけました。というのも、昨日の男性陣によるギター演奏の興奮冷めやらぬうちだったので、なんとなく気持ちが勢いづいてました。
でも。
村治さんが演奏されるやいなや、そんな気持ちがだんだんと鎮まっていくのが分かりました。村治さんが奏でる音が一つ一つ身体に流れ込んでくる感覚を味わいました。ピアノでお馴染みのショパンとドビュッシーの作品や、グラナドスやロドリーゴなどのギター作品の演奏に、全編通して女性らしいしっとりとしたギター演奏に気持ちが洗われていった、そんな感じでしょうか。
アンコールは「スペインとフランスのマリアージュ作品、『禁じられた遊び』」(村治さんによる説明)。
衣装もとってもステキでした。