本日もフランスの香り漂う素敵な演奏を届けてくれたフェイサル・カルイ率いるラムルー管弦楽団。ラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』に続いて、小山実稚恵さんを迎えた『ピアノ協奏曲ト長調』を演奏。こちら終演後の小山さんです。
そして『ラ・ヴァルス』を軽やかに弾き終えると、会場からは大きな拍手が。
と、ここまでで本来のプログラムは終了のはずなんですが、突然ルネ・マルタンがマイクを持って舞台へ登場!マルタンが「日本とフランスの友情として、ユタカ・サド!!」とビックサプライズゲストの名前を明かすと、会場からはどよめきが!!オーケストラのメンバーも何だか驚いている様子。なんと、佐渡裕さんがハードスケジュールの中、駆けつけてくれていたのです!!そして、佐渡さん渾身の『ボレロ』が始まりました!!!!
演奏が終わると同時に、会場からは割れんばかりの拍手!!!カルイさんもその演奏を称えます!!するともっと大きな拍手が!!!!
現在はカルイさんがこのオーケストラの首席指揮者を務めているのですが、実はカルイさんの前任としてタクトを振っていらしたのが、佐渡さんだったのです!!佐渡さんは1993年から2011年までこのオーケストラの首席指揮者としてご活躍されていたのです。きっと、オーケストラの団員さん達にとっても感慨深い公演になったのでしょうね!新旧の両指揮者が肩を組み合い舞台を去る姿も感動的でした。