日本でも大人気のビジャーク姉妹が、朝から登場。
見目麗しいお二人がバーバーとバーンスタインを演奏するというので潜入!
バーバーと言えば、映画『プラトーン』などでも使用された「弦楽のためのアダージョ」が有名ですが、ビジャーク姉妹が披露してくれたのは「4手のための組曲『思い出』op.28」。愛らしく、どこかコケティッシュなワルツやパ・ド・ドゥ、タンゴなどがチャーミングな連弾で披露されました。
続いてコンロン・ナンカロウというアーカンソー州生まれの作曲家、トーマス・アデス編のエチュード第7番。点描的な音の動きがが2台のピアノを行ったり来たり。なんとも知的で、聴き入っていると、だんだん興奮してくるから不思議。
そして、待ってました!バーンスタインの『ウェスト・サイド・ストーリー』、2台ピアノバージョン! これはジョン・ムストという人の編曲だそうです。
ほら。ピアノって、弾く人によって全然音色が違いますでしょう? ビジャーク姉妹のお二人は、なんといってもそのカリッとした響き、クリアなアタックが特徴的ですが、そんな二人のクールな音色が、このバーンスタインの音楽にとってもマッチ。
「プロローグ」ではあの"指パッチン"も入るんですよ。手が汗ばんでたり、乾きすぎていてもいい音が鳴らないと思うんですけど、よく響くパッチンを抜群のポイントで鳴らしてくれました。すごいな〜(と、妙なところに感心)。
「クール」では譜面台でリズムを打つ場面も。「マンボ」や「チャチャ」では、頼む、踊らせてくれ!と身体がうずくようなキレキレの演奏!
いやぁブラボー。朝から気分はすっかりアメリカン・モードに!