先ほどのギターのコンサートに続き、今度はオーケストラでも日本の作曲家・武満徹さんの作品が演奏されるというので行ってみました。オーケストラはLFJでおなじみのリス指揮ウラル・フィルです。
曲は「系図--若い人たちのための音楽詩ー」。少女によって朗読されるのは谷川俊太郎さんの詩です。この作品も1992年のニューヨーク・フィル創立150周年のために作曲されて、ニューショークで初演されたんですね。ということで、「アメリカ」なわけです(やっぱりちょっと強引?)
さて、ここはナントですから、朗読はやっぱりフランス語。フルール・モナルールさんという、まだ芸術学校に通う若手女優さんが担当されました。ふわりとしたフランス語の響きが、この詩の内容とよく合っていて、なんとも素敵でした!
そしてウラル・フィルの演奏は、大陸的(?)な厚みが。この曲の印象がちょっとだけ変わったような、新鮮な響きを放っておりました。
ところで、武満に続いて演奏されたのは、バーンスタインの「ウェスト・サイド・ストーリー」の『シンフォニック・ダンス』。この公演、学童たちがたくさん客席にいたんですが、もう彼らノリノリ!ちっちゃい子はもう、ガマンできないとばかりに、客席で踊り狂ってました。