2月17日、恒例のルネ・マルタンさんによる「クラシックソムリエ・サロン」が東京国際フォーラムのホールB5にて開催されました。マルタンさんがCDをかけながら今年の音楽祭の聴きどころを語る「クラシックソムリエ・サロン」、今年も会場はぎっしり埋まっています。マルタンさんも含めた「音楽ファンの集い」みたいなリラックスした雰囲気がいいんですよね~。
「ベートーヴェンの交響曲第3番や第5番を紹介する必要はないですよね? せっかくですから、今年注目のあまり知られていない曲を聴きましょう」と語るマルタンさん。
さっそくドヴォルザークの弦楽四重奏曲「糸杉」と、その同じメロディが使われた原曲の歌曲の聴き比べからスタートしてくれました。
さらに、ブラームスの弦楽六重奏曲第1番の第2楽章(名曲ですよねえ)、チャイコフスキーのピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」、ラフマニノフの「悲しみの三重奏曲」などなど、次々とCDを流しながら、作品の魅力を語ってくれました。
もちろん、話題は今年注目のアーティストについても。クラリネットのラファエル・セヴェール、フルートの上野星矢、ハープの吉野直子の超強力なソリスト陣がモーツァルトの協奏曲を聴かせてくれる公演番号112や、今回注目のピアニスト、ルーカス・ゲニューシャス(2010年のショパンコンクールで2位を獲得)がベートーヴェンを演奏する公演番号245、ホールAの多数の公演に出演するタタルスタン交響楽団など、ぜひとも聴いてほしいアーティストの名前がいくつも挙がります。
最後に昨年音楽祭をわかせてくれたカスタネットの女王、ルセロ・テナさんの映像をチラリ。昨年も見せてもらいましたけど、このカスタネットの妙技は何回見ても驚きますね~。
今年はどの公演を聴こうか、これからプログラム片手に悩みます!