LFJではこの10年で、レクイエムをはじめとする宗教音楽を数多く取り上げてきましたが、このプログラムとこの御大を楽しみにしていらっしゃる方も多いかと思います(私もその一人)。ミシェル・コルボさんによるフォーレのレクイエムに誘われ、音楽の川で心の洗濯へ!
厳かな雰囲気はもちろんの事、ローザンヌ声楽アンサンブルの美しい声にはただただ息を呑むばかり。声楽ってどちらかと言えばオペラなど生々しいものが先行しがちですが、こうしてちょっと神の領域へ足を突っ込んじゃうのもオツですね。
カーテンコールを見守るコルボさん。自愛に満ちた後ろ姿が、思わず拝みたくなります。
ソリストのシルヴィ・ヴェルメイユさん、ファブリス・エヨールさんと。
疲れた心に染み入る音楽を、ありがとうございました!しっかり洗わせていただきました。