情熱溢れるブラームスのヴァイオリン協奏曲

キリッとした立ち姿、そしてその身体の細さからは想像も出来ないようなパッション溢れる演奏に、ノックアウト。

いやいや、すみません。これ、ドミトリー・リス指揮、ウラル・フィルで演奏された、ブラームスのヴァイオリン協奏曲に、ソリストとして出演されたイェウン・チェさんのことなのです。
彼女の演奏は初めて聴きましたが、まだかなり若いのに、実力はピカイチ。モントリオール国際コンクール第2位をはじめとするコンクールでの数々の受賞とくれば、その力量も分かるというものです。

第1楽章の雄々しさに驚き、第2楽章で流麗にメロディを歌い上げたかと思ったら、第3楽章では熱く力強い演奏! これから先の活躍も楽しみなヴァイオリニストです。

演奏が終わったあとバックステージで、指揮者のリスさんと。


ドミトリー・リス&イェウン・チェ

「さて、取材も終わったので、ブログ隊基地に戻るか」と歩いていたら、少し先を歩いていたチェさんが楽屋へ向かって歩きながら協奏曲の一部を弾き始めたのです! これにはビックリ。
コンサートは終わったけど、彼女の飽きることのない探究心がそうさせたのでしょうか。尊敬。


公演後楽屋へ向かう途中でヴァイオリンを弾くイェウン・チェ

Tokyo International Forum 東京国際フォーラム