三人寄らば迫力のサウンド

三人。「三人寄らば文殊の知恵」「三つ子の魂百まで」などの諺があるように、それはちょっと特別な人数なのかもしれません。
クラシックの世界も然り、ヴァイオリン・チェロ・ピアノの三人が集まると、何とも極上のサウンドが生まれるのです。それは音楽の対話だったり、時には戦いだったり、ある時には三角関係的な怪しい感じだったり...あっ、個人的に好きな編成なので熱くなってしまった。


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本日ホールD7の先陣を切って登場したのは、パリ音楽院で出会った若き三人によって結成された、トリオ・レゼスプリ。
ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第6番という、ベートーヴェン自身が一番充実していた時期に作曲された作品に挑みます...ではなく、何でしょうこの迫力!音の厚みが半端ない!正に「熱演」と呼ぶに相応しい、血沸き肉踊る公演となりました。


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大活躍のお三方、年間どのくらいコンサートをされているのかお伺いすると「え〜どうだったかなあ〜」とヴァイオリンの梁美沙さん。チェロのヴィクトル・ジュリアン=ラファリエールさんによると、「多分(笑)年間で10回を超える」そうです。さすが!

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