大活躍のリス指揮ウラル・フィルですが、午後は若手ピアニストのヨーゼフ・モーグさんとラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の演奏です。
モーグさん。LFJ初登場ということで、ちょっと期待してました。
が・・・期待をはるかに上回る、すばらしい演奏!!!
音にまろみがあるというのでしょうか。
アタックがけっして尖っていないのに、ちゃんと遠くまで届いてくる、
温かみのある音色。
音域ごとに音色を使い分け、ラフマニノフの厚みあるハーモニーに立体感が生まれます。
どんなに素早いパッセージにも余裕があって、
「運動」ではなくて「音楽」がきちんと伝わる......感動!
ウラル・フィルのワイルドな音色とモーグさんの力強くも繊細な響きが、なんとも言えない絶妙なアンサンブルを聴かせてくれました。
モーグさん...ぜひ東京にもいらしてほしいですね! 大注目であります。