三人寄らば迫力のサウンド

三人。「三人寄らば文殊の知恵」「三つ子の魂百まで」などの諺があるように、それはちょっと特別な人数なのかもしれません。
クラシックの世界も然り、ヴァイオリン・チェロ・ピアノの三人が集まると、何とも極上のサウンドが生まれるのです。それは音楽の対話だったり、時には戦いだったり、ある時には三角関係的な怪しい感じだったり...あっ、個人的に好きな編成なので熱くなってしまった。


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本日ホールD7の先陣を切って登場したのは、パリ音楽院で出会った若き三人によって結成された、トリオ・レゼスプリ。
ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第6番という、ベートーヴェン自身が一番充実していた時期に作曲された作品に挑みます...ではなく、何でしょうこの迫力!音の厚みが半端ない!正に「熱演」と呼ぶに相応しい、血沸き肉踊る公演となりました。


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大活躍のお三方、年間どのくらいコンサートをされているのかお伺いすると「え〜どうだったかなあ〜」とヴァイオリンの梁美沙さん。チェロのヴィクトル・ジュリアン=ラファリエールさんによると、「多分(笑)年間で10回を超える」そうです。さすが!

子どもたちもノリノリのダンスミュージック!

東京のラ・フォル・ジュルネでは、毎日朝一番に「0歳からのコンサート」が開かれていまして、昨日、一昨日もブログでその様子をお伝えしました。
先の2日間はオーケストラによる演奏でしたが、今日はハンガリーの民族音楽バンド、ムジカーシュが登場!


ムジカーシュ!

彼らは手をかえ楽器をかえ、ハンガリーのダンス音楽を演奏。そのノリの良さから客席からは手拍子が自然と起こっていました。


そして、踊るこどもたち。
写真からじゃ分かりづらいかもしれませんが、超ノリノリです。


ムジカーシュで踊る子どもたち


赤ちゃんはリズムを刻む膝の上に乗って上下にポンポンと動いたり、歩ける子は通路に出たりして踊ったり、客席で座ったまま踊る子も。


公演が終わったあと、ステージに置いたままの楽器を撤収しにムジカーシュの4人が再び出てくると、ステージに駆け寄った子どもたちが「ばいばーい」と手を振り、4人もそれに応えていました。


3日間、「0歳からのコンサート」を司会されていた中村萌子さんは、終演後に小さな男の子からの小さな花束のプレゼントを受け取っていらっしゃいました。


小さな花束を受け取る中村萌子さん


「今日は、オーケストラとはまた違って、踊ってるお子さんたちも多くてノリノリでした!」とステキな笑顔を向けてくださいました。


中村萌子さん

ホールAのOMOTENASHI

2020年東京五輪のキャッチフレーズになるのではないかと個人的に思っている「オモテナシ」ですが、ホールAの舞台裏にLFJのオモテナシを発見!
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海外の方は折り紙に興味津々で、ブログ隊員も海外で電車移動の際には折り紙を折って、車中の会話のネタにしたりしています。昨日はシンフォニア・ヴァルソヴィアの方々も興味津々で見ていたし、
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指揮者のカンタロフさんは演奏の間に折り紙を見つけて「この一番小さい鳥(鶴)は凄いね」と話していました。
IMG_8364.JPG当方、鶴は折れますが、やっこさんと兜の折り方は忘れてしまったなぁ・・・・TAKE FREEなので、アーティストさんがお土産にお持ち帰りすることもあり、マタン・ポラトさんも演奏後に赤い鶴をお持ち帰りしていました。(右手にご注目!)IMG_8380.JPGこのオモテナシは誰がいつ始めたのか不明だそうで、今後どのような折り紙が増えるのか、最終コンサートまで固唾を呑んで見守りたいと思います。

Tokyo International Forum 東京国際フォーラム