情熱溢れるブラームスのヴァイオリン協奏曲

キリッとした立ち姿、そしてその身体の細さからは想像も出来ないようなパッション溢れる演奏に、ノックアウト。

いやいや、すみません。これ、ドミトリー・リス指揮、ウラル・フィルで演奏された、ブラームスのヴァイオリン協奏曲に、ソリストとして出演されたイェウン・チェさんのことなのです。
彼女の演奏は初めて聴きましたが、まだかなり若いのに、実力はピカイチ。モントリオール国際コンクール第2位をはじめとするコンクールでの数々の受賞とくれば、その力量も分かるというものです。

第1楽章の雄々しさに驚き、第2楽章で流麗にメロディを歌い上げたかと思ったら、第3楽章では熱く力強い演奏! これから先の活躍も楽しみなヴァイオリニストです。

演奏が終わったあとバックステージで、指揮者のリスさんと。


ドミトリー・リス&イェウン・チェ

「さて、取材も終わったので、ブログ隊基地に戻るか」と歩いていたら、少し先を歩いていたチェさんが楽屋へ向かって歩きながら協奏曲の一部を弾き始めたのです! これにはビックリ。
コンサートは終わったけど、彼女の飽きることのない探究心がそうさせたのでしょうか。尊敬。


公演後楽屋へ向かう途中でヴァイオリンを弾くイェウン・チェ

思わず輪になって踊ろう

ムジカーシュのメンバーがまじめな顔をして議論をしているので、何かと思って聞いていると・・・
IMG_8319.JPGなんと日本語挨拶用のカンペ作りでした。荒野の七人に出てきそうな感じの方々ですが、お話してみると非常に明るくチャーミングで、愛らしいおっちゃんという印象に変わりました。このカンペが使われているのがこの写真。IMG_8322.JPG実は舞台裏でスタッフが、語尾に「なのよ~」を付けて、おねぇ言葉で話してもらおうと悪戯を試みたのですが、他のスタッフにばれてしまい、残念ながらおねぇ言葉ではなくなってしまいました。また、挨拶だけでなく、演奏で使う楽器や曲についても日本語で説明してくれました。そして演奏が始まると、観客がムジカーシュの奏でるハンガリーの世界へと引き込まれていくのが見て取れました。ムジカーシュの音楽を聴いていると、なんだか皆で輪になって踊りたくなる程、明るく弾むような気持ちにさせてくれます。演目が終わると観客からは割れんばかりの拍手と歓声が沸きあがり、会場が熱気に満ち溢れていました。IMG_8324.JPGそんな観客の熱気に応えて、ムジカーシュからアンコールのプレゼントがあり、それも大盛り上がり!!演奏している本人たちもとっても楽しそうにしています。IMG_8325.JPG最後は深々と頭を下げて会場を去っていきました。明日はホールAで0歳からのコンサートに出演するのですが、ムジカーシュから「0歳から99歳まで、世代を超えたコンサートにするよ」とワクワクする様なコメントを頂きました。IMG_8335.JPG明日、0歳からのコンサートを終えると、その後は金沢のラ・フォル・ジュルネ最終日でも公演予定なので、金沢の方も是非お楽しみに!!

音楽祭を応援する人々の憩いの場〜スポンサーラウンジ

ガラス棟のとある一画......そこは何やら落ち着いた雰囲気のカフェスポット?!

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ここは、「スポンサーラウンジ」。音楽祭の運営資金を個人寄付された「コレクター」の皆さんが利用できるお休みどころ。スポンサーによる飲み物やおやつをいただきながら、ゆっくり休憩を取れる場所なんです。

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昨年から導入された、この個人協賛システム。去年も取材に訪れたときは、まだあまり知られていなかったせいか(?)、このスペースは空いていました。でも、今年はけっこうくつろぐ方が大勢いらっしゃいます。ということは、音楽祭をサポートしてくださる方たちも増えているってことですね!

かくいうブログ隊員もコレクターになりましたよ。

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このようなパス(スポンサーラウンジで提示します)、缶バッジ、公式CD、そして公式本「ときめきのクラシック」も特典としていただきました! お祭りにこんな形で参加できるのも嬉しいですね☆

Tokyo International Forum 東京国際フォーラム