こちらはガラス棟B1、チケットオフィスの横に位置する「クラシックソムリエ・カウンター」。
どんなコンサートがいいか迷ってしまったとき、あるいはギモンに思ったあんなこと、こんなこと、こちらのカウンターでクラシック・ソムリエがお答えしてくれます。こちらも10周年のLFJですっかり定番のコーナーですね。
「こんな音楽が聴きたいんですけど、どのコンサートがおすすめでしょうか...」
「それでしたら、こんな室内楽はいかがですか?」
こちら、クラシック・ソムリエの高坂はる香さんです。普段は音楽ライターや編集者としてご活躍。なんでも、「クラシック・ソムリエ検定」のテキストブックの編集もなさっているんですって! まさにエキスパート。
もはや歴史ある(?!)ソムリエブース。これまでに尋ねられたビックリな質問ってありますか?
「中世のとても珍しい作曲家のことを尋ねられたり、合唱団はどこで息継ぎをするかなど、興味深い質問を投げかけてもらうこともありますね。一番驚いたのは、音大生の『卒論のテーマは何がいいでしょうか?』という質問です(笑)」
そ、そりゃすごい。もはや音楽を通じてのプチ人生相談?! こんなステキなお姉さんが答えてくれるのなら、その気持ちもわかりますけどね。
ガラス棟ロビーギャラリーでは、本日も随時トークライブが開催されています。
ゲストにピアニストの小菅優さんがいらっしゃいました! ナビゲートは片桐拓也さん、高坂はる香さん。
ベートーヴェン・ソナタ全曲演奏会&録音プロジェクトを進行中の小菅優さん、今回のLFJでも連日ベートーヴェンを演奏します。
「よくまだ若いのにどうしてベートーヴェン・シリーズなのかと尋ねられるんですけど、その場限りのものではなく、大きなテーマに取り組みたいと思っていました。今は簡単にダウンロードしてなんでも手軽に手に入る時代。だからこそ、じっくりと音楽に向き合う必要を感じます」
今夜も素敵なベートーヴェンを聴かせてくれることでしょう!
ホールAのステージに向かって左側(下手)は、出演者が勢揃いすることもあるからか、結構いろんなものが雑然と置いてあります。オーケストラが演奏する前には、団員の楽器がテーブルの上にどーんと置いてあったり、そのステージでは使われていない大型楽器(このときはハープ、チェレスタ、小太鼓、コントラバスなどなど)。
複数のオーケストラが一日に出演するため、大型楽器などをここに置いておくとあまりにも雑然としてしまうからでしょうか。「こっちがウラル・フィル、あっちがヴァルソヴィア」という紙とテープがはってありました。
ステージ運営をスムーズにする工夫ですね。
この写真を撮ったときは、ウラル・フィルのステージだったので、楽器が置いてない、というワケです。