


今年は"10回目のお祝いに10人の作曲家が駆けつけてくる"というのがテーマです。
つまり、いままでに取り上げた10人の作曲家にかんする作品が、さまざま演奏されるということです。
一番初めの年にテーマとなったベートーヴェン。彼の代表作とは、第九、第五(「運命」)かもしれません。この2曲は日本的に超定番ですよね。その1つ第5番交響曲を聴いてきました! カントロフさんの指揮で、シンフォニア・ヴァルソヴィアによる演奏です。
ベートーヴェンの時代なので、この曲はオーケストラの人数がちょっと少なめなのに、なんであんなに豊かな音楽になるのでしょうか。第2楽章のチェロとコントラバスが一番低いドの音を弾くところなんて、空気の揺れが身体にまとわりつくような感じがして垂涎もの。第3楽章の最後から第4楽章の頭に最高の盛り上がりを持ってくるところなんか、すごさに鳥肌。
LFJといえば、目新しい曲が取り上げられることが多く、それがこの祭りの特徴でもありますが、こういった超定番の曲が聴けるのもいいですね~。
ガラス棟ロビーギャラリーのオープンスペースではLFJクラシックソムリエのオヤマダアツシさんの司会によるトークショーが随時開催中。本日はゲストに横浜シンフォニエッタを指揮する鈴木優人さんがいらっしゃいました。
横浜シンフォニエッタといえば、これまで山田和樹さんの指揮でLFJではおなじみのオーケストラですが、今回は昨年より首席指揮者を務める鈴木優人さん他が指揮者を務めます。
「オーケストラのメンバーはかなり若いですね。僕と同年代くらい、なかには同級生だったメンバーもいます。でも指揮台に立てば、特に若いメンバーを指揮しているという意識はありません」
「5日の公演ではベートーヴェンのレオノーレ序曲第3番を指揮しますが、これは僕が10代の頃に初めてオーケストラを指揮した思い出の曲。またこうして指揮できるのは嬉しいですね」
トークショーを終えた鈴木優人さんはリハーサルへ。本番ではモーツァルトの交響曲第40番他を指揮、客席から盛大な喝采を受けていました。明日、明後日も横浜シンフォニエッタとともに大活躍してくれそうです!