東京では2005年にスタートし、2019年までに延べ866万人もの来場者を集めたクラシックの音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ。
敷居が高いと思われがちなクラシック音楽のイベントにも関わらず、これ程の人々を魅了してきた歩みを振り返ってみましょう。
2005年から2019年までの実績
総来場者数 |
延べ約8,660,000人 |
チケット総販売数 |
約1,991,000枚 |
総出演者数 |
約29,700人 |
総公演数 |
約5,450回 |
2005年から2019年までの開催実績 [PDF]
開催年 |
テーマ |
概要 |
2005 |
ベートーヴェンと仲間たち |
日本人にはもっとも馴染みの深い作曲家ベートーヴェン。おなじみの名曲から知られざる佳曲までを彼とゆかりの作曲家たちの楽曲とともに紹介し、LFJならではの音楽の楽しみ方を提案。 |
2006 |
モーツァルトと仲間たち |
天才作曲家・モーツァルトの魅力を、交響曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲、オペラ、声楽にわたって紹介。生誕250年にふさわしい史上空前規模のモーツァルト音楽祭として開催。 |
2007 |
民族のハーモニー |
19世紀後半から20世紀にかけて、ヨーロッパ各地の伝承音楽に魅せられ民族色豊かな音楽を生み出したエコール・ナショナル(国民楽派)の作曲家たちの名曲が集結。 |
2008 |
シューベルトとウィーン |
19世紀から現代に至るまで、シューベルト自身の曲から各時代の作曲家によるシューベルトへのオマージュ作品まで、時代を超えて今につながるシューベルト像を鮮やかに描き出した。 |
2009 |
バッハとヨーロッパ |
後世の多くの作曲家や演奏家に尊敬され、影響を与えたバッハ。彼の膨大な作品をもとに様々な観点から、バッハを現代に蘇らせた。日本ではかつてない規模のバロックの祭典として開催。 |
2010 |
ショパンの宇宙 |
2010年に生誕200年を迎えたショパン。19世紀における最も個性的で天才的な作曲家である彼の音楽が生まれてきた様々な背景を再現し、広大なショパンの音楽宇宙を再構築。 |
2011 |
タイタンたち |
1850年から1950年までの約100年間、ブラームスからリヒャルト・シュトラウスを経て新ウィーン楽派にいたる音楽史の大きな転換期である、ドイツ・オーストリアを中心とした「後期ロマン派」の潮流に焦点をあてた。 |
2012 |
サクル・リュス |
ロシアが誇る大作曲家であるチャイコフスキー、ラフマ二ノフのみならず、ロシア音楽の源泉であるロシア正教の宗教音楽から20世紀の現代作曲家たちまで、ロシア音楽の壮大なパノラマを展開。 |
2013 |
パリ、至福の時 |
19世紀後半から現代まで、パリを彩ったフランス、スペインの作曲家たちを取り上げ、その色彩あふれ、情熱みなぎる150年間にわたる音楽パノラマを繰り広げた。 |
2014 |
10回記念 祝祭の日 |
これまで音楽祭を彩った10人の作曲家とその仲間たちが東京国際フォーラムに大集合。クラシック音楽を代表する顔ぶれが集い、10回目にふさわしい祝祭が繰り広げられた。 |
2015 |
PASSION パシオン |
魂の奥底から放たれる強い感情≪パシオン≫の入口となる3つの扉として「恋」「祈り」「いのち」を設定。ルネサンスから20世紀初頭までの400年間にわたる広大な音楽世界を展開。 |
2016 |
la nature ナチュール - 自然と音楽 |
ルネサンスから現代、ポスト・クラシカルまで、500年にわたる音楽史の中から、季節、風景、動物、天体、天地創造など、音楽に強い影響を与えた"自然"の観点から選曲。驚きと発見とイマジネーションに満ちた音楽の旅を楽しんだ。 |
2017 |
ラ・ダンス 舞曲の祭典 |
太古の昔より、人が踊るところに音楽あり。クラシック音楽にも多大な影響を与えた人の原初的表現「ダンス」をテーマに、ルネサンスから現代に至る様々な音楽が集合。 |
2018 |
モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ |
いつの時代も作曲家たちは人生のある時期、様々な理由で母国を離れて外国に移り住んだ。壮大な歴史のうねりと作曲家の人生が交錯して生まれた、心揺さぶるさまざまな傑作に光を当てた。 |
2019 |
Carnets de voyage ―ボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり) |
作曲家たちが新たなインスピレーションを求め異国の地を目指し、異文化から吸収したさまざまな刺激を創作に取り入れた作品を紹介。 |