ラ・フォル・ジュルネは初開催の2005年から、「早くから『本物の音楽』に触れてほしい」という想いでお子さまにも広く門戸を開いています。
ただし公衆の場で行われる演奏会ですから、誰もが気持ちよく鑑賞できるようご配慮いただくことが必要です。 大人と一緒の場で磨かれるマナーを身につけた、小さな紳士と淑女が育っていくこと。 そして、音楽祭を通じて音楽の輪が拡がっていくことを、ラ・フォル・ジュルネは願っています。
ようこそ、ラ・フォル・ジュルネへ。
キミたちは、これから大人にまじって世界中から集まった演奏家の音楽をきく。
よ〜く耳をすませてきいてごらん。
ささやくような小さな音から、びっくりしちゃうような大きな音まで、ステージからはさまざまな音色がきこえてくるよ。
そのうち楽しい気持ちになったり、悲しい気持ちになったり、ときにはあたまの中に絵が浮かぶかもしれない。
まわりの大人たちも、そういうことを楽しみに耳をすませてるんだ。
だから、コンサートのあいだは、おしゃべりしたり、さわいだりしちゃいけない。
できるよね、音楽会にきたキミたちも、もうりっぱな音楽家だから。
「0歳からのコンサート」は0歳以上、18:30より前に開演する公演は3歳以上、18:30以降に開演する公演は6歳以上のお子さまもご入場いただけます。
但し、これらの公演は、いずれも大人に混じって聴いていただくことになります。
演奏会は公衆の場で行われるもの。
誰もが気持ちよく演奏を楽しんでいただけるよう、周囲への気配りにご配慮ください。
お子さまがあまりに音をたてるようなら、一旦ロビーへ。
お子さまの体調がすぐれないときは、係員にお申し付けください。
また、公演の内容によっては、お子さまとの鑑賞に向かない楽曲もあります。
今後、タイムテーブルには「小学校低学年以上のお子さまと一緒に聴くのにオススメの公演」に デビューアイコンのマークを付けてお知らせします。
お子さまと一緒に聴く、公演選びの参考にしていただければ幸いです。
公演会場にお子さまの姿を見かけたら、暖かく見守ってあげてください。
彼らは、今回が初めての音楽会かもしれません。だから、もしかしたら少々ご迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。
そうしたときは、優しくひと声を。あなたにも初めての音楽会があったように、彼らも初めてのときはわからないこともあります。
そして、できれば、ちゃんと聴くことができていたお子さまには、公演の終了後に「えらかったね」のひと声も。
私たちは、子供たちの伸びやかな感受性を信じています。
“クラシックデビュー”が“いい思い出”になれば、“いい聴衆”が育ち、音楽会は未来へと続いていくと思うのです。
皆さまにも、そんな環境づくりにご協力いただきたいと思っています。