ナントの感激を再び!

別所哲也(俳優)/ LFJ 2019 アンバサダー

5/3 (金・祝)

Afternoon 初日は、出演する公演「グランド・ツアー」のことなどを頭の中で想定しながら、会場の様子をゆっくり見て回りたい。 まずはLFJの全体像を把握しながらコンサートに備えよう。
Evening
12618:30〜

グランド・ツアー:ヨーロッパをめぐる旅

[曲目] パーセル、ラモー、マレ、コレルリ、テレマン、バッハ・・・18世紀、英国貴族の若者たちの間で欧州各地を旅して見聞を広める“グランドツアー”が流行した。 チェンバロ奏者でアンサンブル・マスクの主宰者オリヴィエ・フォルタンは、当時書かれた書簡に着想を得て、ドーバーを発ち、パリ、ヴェルサイユ、ディジョン、そしてヴェネツィアやローマを経てライプツィヒに至るまでの道のりを、俳優の朗読と共に音楽で辿る“グランドツアー”という舞台を創り上げた。

[出演] 別所哲也(俳優)、アンサンブル・マスク、オリヴィエ・フォルタン(チェンバロ・指揮)

16720:30〜

[曲目] リスト:「巡礼の年」第3年から 抜粋
タンスマン:ミニチュア版・世界一周
ラヴェル:組曲「鏡」から 海原の小舟
サン=サーンス:6つのエチュード op.111から ラス・パルマスの鐘
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番 「エジプト風」終楽章によるトッカータ

[出演] マリー=アンジュ・グッチ(p)

出演公演が終わったあとは、ナントでも聴いてきたグッチのステージへ。 ルネ・マルタンおすすめの才能との再会は今回のLFJの楽しみの1つ。

5/4 (土・祝)

Morning
21110:00〜

0歳からのコンサート

[曲目] グリーグ:組曲「ペール・ギュント」から

[出演] タタルスタン国立交響楽団、アレクサンドル・スラドコフスキー(指揮)、中村萌子(司会)

2日目も、出演前はのんびり過ごしたいところだけれど、気になる「0歳からのコンサート」はぜひ覗いてみたい。 小さなお子さんにもぜひ本格的なクラシックコンサートを体験してほしい。 ナントでたくさんの子ども達がコンサートを楽しんでいた様子が懐かしい。 そのまま、ホールAのシンフォニア・ヴァルソヴィア、毛利文香の共演も楽しみたい。
Afternoon
21212:15〜

[曲目] モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調K.219「トルコ風」
メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調op.90「イタリア」

[出演] 毛利文香(vl)、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ミハイル・ゲルツ(指揮)

Evening
22618:30〜

グランド・ツアー:ヨーロッパをめぐる旅

[曲目] パーセル、ラモー、マレ、コレルリ、テレマン、バッハ・・・ 18世紀、英国貴族の若者たちの間で欧州各地を旅して見聞を広める“グランドツアー”が流行した。 チェンバロ奏者でアンサンブル・マスクの主宰者オリヴィエ・フォルタンは、当時書かれた書簡に着想を得て、ドーバーを発ち、パリ、ヴェルサイユ、ディジョン、そしてヴェネツィアやローマを経てライプツィヒに至るまでの道のりを、俳優の朗読と共に音楽で辿る“グランドツアー”という舞台を創り上げた。

[出演] 別所哲也(俳優)、アンサンブル・マスク、オリヴィエ・フォルタン(チェンバロ・指揮)

22720:30〜

モーツァルト:オペラ《後宮からの誘拐》

[曲目] ディーヴァ・オペラ(ピアノ伴奏版・原語上演・字幕無/途中休憩15分)

ベルモンテ(スペインの貴族):アシュリー・カトリング
オスミン(太守の監督官):マシュー・ハーグリーヴズ
ベドリッロ(ベルモンテの召使):リチャード・ダウリング
太守セリム:デイヴィッド・ステファンソン
コンスタンツェ(ベルモンテの婚約者):ガブリエラ・キャシディ
ブロンデ(コンスタンツェの召使、英国人):バーバラ・コール・ウォルトン

[出演] ディーヴァ・オペラ

「グランド・ツアー」の終演後は、今年のLFJで久々の登場となる「ディーヴァ・オペラ」をチェック。 舞台人としては、どのような仕掛けと工夫で見せるのかがとても気になるところ。

5/5 (日・祝)

Morning
3519:45〜

[曲目] リスト:巡礼の年 第3年

[出演] ナタナエル・グーアン(p)

最終日は、やはりピアノ好きの血が騒ぐ。 今年の隠れた見どころである、リストの「巡礼の年」を3人のピアニストが弾く公演。「第1年」「第2年」は自分の出演と重なって聴けないけれど、「第3年」のナタナエル・グーアンは聴いておきたい。
Afternoon
32211:30〜

シルクロード

[曲目] キリスト教世界、ユダヤ教世界、イスラム教世界の文化的拮抗から生まれた地中海沿岸のさまざまな音楽と、西ヨーロッパ(フランス、スペイン、イタリアなど)の古楽のあいだを自在に行き来する器楽・声楽アンサンブル、カンティクム・ノーヴム。極東と地中海世界を繋いだ「シルクロード」を音で再現するプロジェクトでは、日本・中国のアーティストたちを迎え、エキサイティングな共演を繰り広げます。

[出演] カンティクム・ノーヴム(地中海沿岸の伝統楽器アンサンブル)、エマニュエル・バルドン(リーダー)、小濱明人(尺八)、山本亜美(箏)、小山豊(津軽三味線)、姜 建華[ジャン・ジェンホワ](二胡)

ナントで邦楽器が入ったアンサンブルが大きな話題になっていたので、ぜひ聴いてみたい。 普段のコンサートではなかなか聴けない異国情緒溢れる音色が楽しみ!
Evening
31621:15〜

[曲目] モルダビア組曲 Jilea din bosanci
サラサーテ:バスク奇想曲 op.24
グラズノフ:ミンストレル(吟遊詩人)の歌
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
サン=サーンス:バッカナール(オペラ「サムソンとデリラ」から)
ベッリーニ:ああ、幾たびか(オペラ「カプレーティ家とモンテッキ家」から)
プッチーニ:私のお父さん(オペラ「ジャンニ・スキッキ」から)

[出演] ディアナ・ティシチェンコ(vl)、アナスタシア・コベキナ(vc)、 萩原麻未(p)、ラケル・カマリーナ(S)、シルバ・オクテット、タタルスタン国立交響楽団、アレクサンドル・スラドコフスキー(指揮)

最後はファイナルコンサートへ!今年のテーマ「旅から生まれた音楽(ものがたり)」を凝縮したプログラムに元気をもらって明日からの仕事に備えます!

【別所哲也 プロフィール】

90年、日米合作映画『クライシス2050』でハリウッドデビュー。 その後、映画・ドラマ・舞台・ラジオ等で幅広く活躍中。 「レ・ミゼラブル」、「ミス・サイゴン」などの舞台に出演。 99年より、日本発の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル」を主宰し、文化庁長官表彰受賞。 観光庁「VISIT JAPAN 大使」、映画倫理委員会委員、外務省「ジャパン・ハウス」有識者諮問会議メンバーに就任。 内閣府・世界で活躍し『日本』を発信する日本人の一人に選出。第1回岩谷時子賞奨励賞受賞。第63回横浜文化賞受賞。