3日間世界一周音楽旅行!LFJ満喫よくばりプラン

制作スタッフM

5/3 (金・祝)

Morning
14211:30〜

[曲目] ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド 」op.16

[出演] ジェラール・コセ (ヴィオラ)
タタルスタン国立交響楽団 (オーケストラ)
アレクサンドル・スラドコフスキー (指揮者)

ヴィオラが主役という珍しい(!)曲ですが、色彩豊かで楽しいオーケストラ・パートも魅力的。特に2楽章の巡礼の行列を描いた部分は美しくてため息もの。心もはずむ音楽でLFJ2019のコンサートめぐりをスタートします。
初日はまずホールEのお店を巡ってCDや書籍、小物などをひと通りチェック。アーティストもちらほら買い物しに来ています。
Afternoon
13313:45〜

Carnets de Voyage ~旅のアルバム~

[曲目] プラサ:ブエノスアイレス―東京
ピアソラ:アヴェ・マリア
ピアソラ:「タンゴの歴史」から 売春宿1900
タレガ:グラン・ホタ
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番から アリア
ドリーブ:カディスの娘たち
チャピ:サルスエラ「セベデオの娘たち」
ピニャル:あなたのいない日を想うと
ファリャ:オペラ「はかなき人生」から スペイン舞曲第1番
ファリャ:バレエ《恋は魔術師》から 火祭りの踊り
ボッケリーニ:序奏とファンダンゴ

[出演] エマニュエル・ロスフェルダー (ギター)
モディリアーニ弦楽四重奏団 (室内楽)
ラケル・カマリーナ (ソプラノ)
ビクトル・ウーゴ・ビジェーナ (バンドネオン)
ギュイ=ルー・ボワノー (パーカッション)
ヨアン・エロー (ピアノ)

ラケル・カマリーナは昨年LFJ初登場でしたが、可憐な見た目に変幻自在の声、迫力の低音でファドを歌うのを聴いた人は皆びっくりでした。 今年はどんな歌声を聴かせてくれるのでしょうか。超絶技巧をさらりとこなすロスフェルダーのギターも聴き逃せません。
4日にオペラ「後宮からの誘拐」を観ようと思っているので関連する講演会へ。 音楽だけでも十分楽しめるけどもっと詳しく知りたい! という方、空き時間を使って日比谷図書館で本格的に予習するのも良いかもしれません。
Evening
15822:00〜

スキップ・センペのカルト・ブランシュ

[出演] スキップ・センペ (チェンバロ)

夜遅い時間のLFJ公演には独特の熱気が漂います。その中でも特に熱くなるのがプログラムは当日のお楽しみという「カルト・ブランシュ」プログラム。実はスタッフにも何を弾くかは知らされていなくて、舞台裏では1曲弾くごとにてんやわんやで曲名探し(笑)。これぞまさしく一期一会のコンサートです。

5/4 (土・祝)

Morning
2219:30〜

[曲目] 仏トゥールを拠点に活動する合唱アンサンブル「ミクロコスモス」。クラシックの域を超えたオリジナリティに富んだ舞台を提供し続ける彼らと、世界的太鼓ソリスト・林英哲のコラボレーションによるプログラム。北欧神話に登場する、楢と関係の深い神「ユマラ」、舞台中央の太鼓を楢の木に見立て、その周りを巡る歌手たちが惑星を表現します。

[出演] ミクロコスモス (合唱)
林英哲 (太鼓)
英哲風雲の会 (太鼓ユニット)
ロイック・ピエール (指揮者)

前日は夜遅かったので中日はゆっくり・・・・と思うけど、結局面白そうなプログラムには抗えないのです。合唱と和太鼓という組み合わせにナントのLFJでも話題になったこの公演、東京ではどのような舞台に仕上がるのか楽しみです。
Afternoon 音楽祭の期間中、はずせない楽しみのひとつが屋台のごはん。色々な国の料理が並ぶ屋台村は今年のテーマにもぴったり。
21314:45〜

[曲目] サン=サーンス:アルジェリア組曲 op.60
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 op.103 「エジプト風」

[出演] アブデル・ラーマン・エル=バシャ (ピアノ)
タタルスタン国立交響楽団 (オーケストラ)
アレクサンドル・スラドコフスキー (指揮者)

クラシック音楽っぽくない(?)国の名前が入ったプログラムは、音楽で異国情緒を感じられて都内にいながら旅気分。冒頭からエキゾチックな旅の始まりを感じさせる「アルジェリア組曲」と、エル=バシャの洗練された演奏で「エジプト風」、絶対聴きたいプログラムのひとつです。
Evening 涼しくなってきた夕方の風に吹かれながら屋台村でワインを1杯・・・これまで聴いてきたコンサートを振り返ります。
22720:30〜

モーツァルト:オペラ《後宮からの誘拐》

[曲目] ディーヴァ・オペラ(ピアノ伴奏版・原語上演・字幕無/途中休憩15分)

ベルモンテ(スペインの貴族):アシュリー・カトリング
オスミン(太守の監督官):マシュー・ハーグリーヴズ
ペドリッロ(ベルモンテの召使):リチャード・ダウリング
太守セリム:デイヴィッド・ステファンソン
コンスタンツェ(ベルモンテの婚約者):ガブリエラ・キャシディ
ブロンデ(コンスタンツェの召使、英国人):バーバラ・コール・ウォルトン

[出演] ディーヴァ・オペラ (オペラ)

昔LFJにディーヴァ・オペラが来たときはあっという間に完売で、悔しい思いをしたので今年こそリベンジ。ピアノ伴奏とはいえ3,500円でオペラが丸々観られるなんてお得ですよね。

5/5 (日・祝)

Morning
35211:45〜

[曲目] ショーソン:コンセール(ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 op.21)

[出演] ミシェル・ダルベルト (ピアノ)
オリヴィエ・シャルリエ (ヴァイオリン)
モディリアーニ弦楽四重奏団 (室内楽)

室内楽も必ずひとつは聴きたいので、今年はこちらをチョイス。エレガントでドラマティックな「コンセール」、個人的にはショーソンの最高傑作だと思います。このメンバーの組み合わせもLFJっぽくて素敵。
LFJといえばマスタークラスも見逃せません。レッスンを通して「ああ、この人はこんなことを考えながら演奏をしてるんだなあ」と、彼らの演奏家としての原点を垣間見られる機会でもあります。毎年マスタークラスは大人気なので、余裕を持って列に並ぶようにします。
Afternoon
34415:30〜

[曲目] 伊福部昭:二十絃箏とオーケストラのための交響的エグログ
伊福部昭:日本組曲から 盆踊、演伶(ながし)、佞武多(ねぶた)

[出演] 滝田美智子 (筝)
新日本フィルハーモニー交響楽団 (オーケストラ)
井上道義 (指揮者)

世界の音楽を堪能したら日本の音楽も。伊福部×道義はもはやLFJの鉄板プログラム、今年はなんと箏の協奏曲。自国の楽器の魅力を改めて学ぶ機会。
Evening 最後にもう一度ホールEやロビーギャラリーのショップを巡回して、欲しかったものの買い忘れがないかチェック。
31621:15〜

[曲目] モルダビア組曲 Jilea din bosanci
サラサーテ:バスク奇想曲 op.24
グラズノフ:ミンストレル(吟遊詩人)の歌
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
サン=サーンス:バッカナール(オペラ「サムソンとデリラ」から)
ベッリーニ:ああ、幾たびか(オペラ「カプレーティ家とモンテッキ家」から)
プッチーニ:私のお父さん(オペラ「ジャンニ・スキッキ」から)

[出演] ディアナ・ティシチェンコ (ヴァイオリン)
アナスタシア・コベキナ (チェロ)
萩原麻未 (ピアノ)
ラケル・カマリーナ (ソプラノ)
シルバ・オクテット (室内楽)
タタルスタン国立交響楽団 (オーケストラ)
アレクサンドル・スラドコフスキー (指揮者)

出演者も内容ももりだくさん!の最終公演。シルバオクテットとオケの共演で華やかに幕開け、次々と素敵な女流ソリストたちの演奏を堪能したら、最後には思いっきり盛り上がるフィナーレが待っています。満ち足りた気分で今年のLFJを締めくくれること間違いなし。

【制作スタッフM】