何が飛び出すか分からない、LFJならではの新しい出会いと感動を求めて

水野蒼生(クラシカルDJ)

5/3 (金・祝)

Morning
14211:30〜

イタリアの山々を巡る旅物語

[曲目] ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド 」op.16

[出演] ジェラール・コセ (ヴィオラ)、 タタルスタン国立交響楽団 (オーケストラ)、 アレクサンドル・スラドコフスキー (指揮者)

5年ぶりのLFJ。その記念すべきオープニングはこの公演に決めた。 本当に素晴らしい作品なのに演奏されることがほぼ皆無!な「イタリアのハロルド」。 今年はベルリオーズイヤーでもあるから聴きたいな、と思っていたらLFJで聴ける!
Afternoon
11314:15〜

モーツァルトとプラハ

[曲目] モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622

[出演] アンヌ・ケフェレック (ピアノ)、 ニコラ・バルデイルー (クラリネット)、 シンフォニア・ヴァルソヴィア (オーケストラ)、 ミハイル・ゲルツ (指揮者)

LFJ常連のアンヌ・ケフェレック。子供の頃にLFJで聴いてから彼女のモーツァルトが本当に好きだ。 クラリネット協奏曲は僕がもっとも愛するモーツァルトの作品。 夜はホールEでの本番があるからゆっくりしようと思っていたんだけどなあ、外せない公演ばかりで困ってしまう(笑)。
Evening
ホールE 20:30〜

フォル・ニュイ!! 第1夜 「LFJ feat. Aoi Mizuno -VOYAGE MIX-」

[出演] 水野蒼生(クラシカルDJ)、渡辺理恵 / 上野可南子 / 高橋慈生 / 安楽葵(ダンサー)

2005年から2014年まで通い続けたLFJ。その後留学のため4年間欠席。 次にこの場所に戻ってくるときは必ず出演者として帰ってくる。そう誓った夢が叶う瞬間がこの日この時間。 クラシカルDJと、4人のバレエダンサーで贈る目でも耳でも楽しめるインスタレーション。 この音楽祭に恩返しする気持ちで、最高のステージをお届けします。

5/4 (土・祝)

Morning
22211:15〜

さすらいの音楽:ロマ&クレズマー×バラライカ!

[曲目] シルバ・オクテットがロシア音楽の象徴ともいえるバラライカの奏者を迎えてお贈りする新プロジェクトは、ロシア民謡やロマ、クレズマー音楽の定番曲、大衆文化に深く根差した選りすぐりの曲を集めたプログラム。
シルバ・オクテットとバラライカ奏者による音楽の対話、ロマの放浪民によって書かれた名曲Valenki ワーレンキ(ロシアの伝統的なフェルト製ブーツ)などのロシア・ロマ酒場の雰囲気を感じさせる曲から、Tata vine pastele(パパ、復活祭がやってきた!)やモルダヴィア組曲といったルーマニアやモルダヴィアの伝統舞曲、またドイナやシルバといった羊飼いたちの伝承歌まで、東ヨーロッパを巡る多彩な音楽の旅をお届けします。

[出演] シルバ・オクテット (室内楽)、 アレクセイ・ビリュコフ (バラライカ)

中日のこの日は丸の内や銀座でのショッピングも楽しみながらLFJではワールドミュージックにスポットを当ててみる。 普段聴く機会がなかなか無いワールドミュージックな作品が気軽に楽しめるのがLFJの大きな魅力。 ロマの音楽をライブで聴ける機会なんて東京でどれだけあるだろう?新しい音楽との出会いに今から心踊る。
Afternoon
22313:00〜

シルクロード

[曲目] キリスト教世界、ユダヤ教世界、イスラム教世界の文化的拮抗から生まれた地中海沿岸のさまざまな音楽と、西ヨーロッパ(フランス、スペイン、イタリアなど)の古楽のあいだを自在に行き来する器楽・声楽アンサンブル、カンティクム・ノーヴム。極東と地中海世界を繋いだ「シルクロード」を音で再現するプロジェクトでは、日本・中国のアーティストたちを迎え、エキサイティングな共演を繰り広げます。

[出演] カンティクム・ノーヴム (室内楽)、 エマニュエル・バルドン (指揮者)、 小濱明人 (尺八)、 山本亜美 (筝)、 小山豊 (津軽三味線)、 姜建華[ジャン・ジェンホワ] (二胡)

ロシアの音楽を楽しんだあとは少し南下してシルクロードを聴覚的に旅してみる。 ここ日本もシルクロードの終着地なんだよなあ、なんてロマンを感じながらここでも新しい音楽との出会いを楽しみたい。 公演のあとは東京国際フォーラムを離れて丸の内、銀座らへんを散策しよう。
Evening
21519:10〜

魂の旅の軌跡

[曲目] マーラー:交響曲第1番 ニ長調 「巨人」

[出演] タタルスタン国立交響楽団 (オーケストラ)、 アレクサンドル・スラドコフスキー (指揮者)

今年のLFJでもっとも巨大なオーケストラ、巨大な楽曲!大好きなマーラーに浸り、そのあとにあるキオスクステージでのDJに向けてモチベーションを上げたい。
地上広場キオスクステージ 20:40〜

[出演] 水野蒼生(クラシカルDJ)

屋台が立ち並ぶ地上広場で、まるでビアガーデンのような光景の中で野外ステージのパフォーマンスを観るのが子供の頃から大好きだった。お酒と食べ物、そして5月の夜の空気にぴったり寄り添うクラシカルDJができればと思っています。

5/5 (日・祝)

Afternoon
34212:00〜

矢代秋雄 〜日本とフランスのはざまで

[曲目] 矢代秋雄:交響曲

[出演] 新日本フィルハーモニー交響楽団 (オーケストラ)、 井上道義 (指揮者)

自分にとって初めての指揮の先生である井上道義さん。 先生の指揮を初めて見たのも中学生の時に一人で行ったLFJだったなあと思い出しながら、普段触れることのできない邦人作品を全感覚器官を解放して楽しみたい。
32313:30〜

作曲家・藤倉大が考えるボヤージュ

[曲目] ライヒ:ディファレント・トレインズ
笹久保伸+藤倉大:マナヤチャナ から「プユ(雲)」
藤倉大:サイレンス・シーキング・ソレス(ハリー・ロスのテキストによる)

[出演] 藤倉大 (作曲・キーボード)、 へんみ弦楽四重奏団 (室内楽)、 三宅理恵 (ソプラノ)、 笹久保伸 (ギター)、 永見竜生(Nagie) (サウンド・プロジェクション)

今、世界でもっとも注目されている作曲家である藤倉大さん。 彼がご自身の楽曲とともにキュレートするLFJスペシャルプログラムなんて、行かない理由が見つからない! 公演後のランチはもちろん地上広場での屋台村でGWの初夏の風を感じながら
Evening
32517:00〜

La Nuit dévoilée ヴェールを剥がれた夜

[曲目] 仏トゥールを拠点に活動する合唱アンサンブル「ミクロコスモス」。クラシックの域を超えたオリジナリティに富んだ舞台を提供し続ける彼らが奈良で披露する「ヴェールを剥がれた夜」は、3部構成で、対照的な美学をもつ作曲家たちの音楽を結び付け、調和させます。合唱の海原の中に呑まれた聴き手は、じかに響きに触れ、みずからも共鳴しているような感覚をおぼえることでしょう。

[出演] ミクロコスモス (合唱)、 ロイック・ピエール (指揮者)

蓋を開けてみないと何が繰り広げられるか分からない! そんな公演が気軽にたくさん楽しめるのはLFJの大きな特色の一つ。 そしてクオリティの高い合唱の響きを堪能できるのもLFJの大きな特色の一つ。 そんなLFJならでは!というエッセンスが詰まった公演。 しかも「様々な作曲家の作品を結びつけ、調和させる」なんて、クラシカルDJの自分はマストで観ないといけないでしょう!(笑)
地上広場キオスクステージ 18:40〜

[出演] 水野蒼生(クラシカルDJ)

昨日の野外ステージに比べて比較的早めの時間帯でのDJタイム。夕暮れから夜になる時間にリンクさせたイリュージョンなMIXを披露したい。
31621:15〜

世界を巡る音楽の旅絵巻

[曲目] モルダビア組曲 Jilea din bosanci
サラサーテ:バスク奇想曲 op.24
グラズノフ:ミンストレル(吟遊詩人)の歌
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
サン=サーンス:バッカナール(オペラ「サムソンとデリラ」から)
ベッリーニ:ああ、幾たびか(オペラ「カプレーティ家とモンテッキ家」から)
プッチーニ:私のお父さん(オペラ「ジャンニ・スキッキ」から)

[出演] ディアナ・ティシチェンコ (ヴァイオリン)、 アナスタシア・コベキナ (チェロ)、 萩原麻未 (ピアノ)、 ラケル・カマリーナ (ソプラノ)、 シルバ・オクテット (室内楽)、 タタルスタン国立交響楽団 (オーケストラ)、 アレクサンドル・スラドコフスキー (指揮者)

音楽祭のフィナーレの公演を観ないとLFJは締まらない! 多様性、楽しさ、音楽の素晴らしさ、この音楽祭のエッセンスが詰め込まれる大興奮のステージ。 数年前ではフィナーレ公演で5000人のスタンディングオベーションが自然に生まれ、その熱気に涙したこともLFJでの素敵な思い出。

【水野蒼生 プロフィール】