小田島久恵(音楽ライター)
Morning |
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仏トゥールを拠点に活躍する合唱アンサンブル、ミクロコスモスがいよいよ東京にやってくる! 幻想的でシアトリカルな唯一無二の世界観をもつ素晴らしいユニット。英哲風雲の会との共演も楽しみです。 2018年のナント公演では万雷の拍手と歓声とスタンディングオベーションをさらっていたミクロコスモス。 今年のLFJでは絶対聞き逃したくない大目玉のユニットです。 |
Afternoon |
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タタルスタン国立交響楽団とエル=バシャによるサン=サーンスのエキゾティックなピアノ協奏曲2曲。 旅を愛し、膨大な数の渡航を経験したサン=サーンスは、自分以外のカルチャーの中に他者を求めた独特の美意識の持ち主だった。 オペラ「サムソンとデリラ」や「動物の謝肉祭」だけじゃない、サン=サーンスの本質を体感する貴重なコンサートになりそう。 |
Evening |
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ルネ・マルタン氏が記者会見のトークでも熱く語っていた「グランド・ツアー」は18世紀の英国貴族の間に広まった「各地を旅して見識を広める」目的のツアー。 そんなものがあったことも知らなかった筆者、どんなものが演奏されるか楽しみでなりません。 ラ・フォル・ジュルネ初登場のアンサンブル・マスクがどんな活躍を見せてくれるか期待。 |
Morning |
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カンティクム・ノーヴムの地中海沿岸の伝統音楽を聴いてはるかなる旅気分を満喫。 時を超えた感覚にいざなわれたあと、地上の屋台村を漂います。 去年の初登場で強烈な存在感を示していったカンティクム・ノーヴムは、ワールド・ミュージック愛好家やロック・ファンにも聴いてほしい! |
Afternoon |
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マリー=アンジュ・グッチと金子三勇士によるリストのピアノ協奏曲第1番&第2番を、常連のオーケストラ、シンフォニア・ヴァルソヴィアの共演で。 昨年はリサイタルで大きな話題をさらったマリー=アンジュ、大ホールで聴く天才のパフォーマンスに期待大。 リスト音楽院出身でハンガリーのルーツをもつ金子三勇士さんのリストも絶品です。 |
Evening |
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13年ぶりにラ・フォル・ジュルネに登場するディーヴァ・オペラの極上のモーツァルトは何がなんでも聞き逃せない。 2006年に会議室をオペラハウスに変えた感動が記憶に残っている人はもちろん、初めてオペラを聴く人にもリーズナブルで画期的な公演です。 凝縮された歌と演技を楽しむ充実の2時間。 |
音楽ライター。オペラ、バレエ、オーケストラ、ミュージカルについてインタビュー・評論等を執筆。
著作に『オペラティック! 女子的オペラ鑑賞のすすめ」(フィルムアート社) ブログでコンサート評を執筆。
小田島久恵のクラシック鑑賞日記